『余命一年の転生モブ令嬢のはずが、美貌の侯爵様の執愛に捕らわれています』つゆり花燈（Instagram再掲載ネタバレ）

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あらすじ
前世で大好きだった恋愛小説のモブ（二十歳で死亡予定）に転生したアリシティア。
どうせ死ぬなら……と
ヒーロー役の一人、ルイスの婚約者になり、同時に『王家の影』という暗躍組織に所属して彼を襲う悲劇を回避しようとする。

しかし計画は失敗し、アリシティアはルイスに嫌われてしまった。

そして数年後、アリシティアが十八歳になった時に『王家の影』の色事指南役として現れたのはまさかのルイスだった。
ルイスは小説通りヒロインを愛しているはずなのに、アリシティアに触れる手は優しく甘い。
かと思えば意地悪なことを言うルイスにアリシティアは翻弄されて――？　

素直になれない二人の濃密ラブロマンス、開幕！
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感想
出だしから、分かりやすい両想いなはずなのに、ずっと主人公2人がすれ違っているお話です！でも、ヒーローとヒロインは早々に甘々なシーンありで、なんですれ違っているのか不思議なくらいな状態が続きます…ただ、ちゃんと起きる悲劇な部分と、これからの悲劇を招かないためにヒロインがもがく部分が甘くて切ない展開でドキドキしました。

全体的にヒロインの芯の強さが溢れているお話で、ヒーローのために頑張る姿が健気で可愛いです。
そんなヒロインを意地悪だけど甘く構うヒーローが、いい感じにかっこよくてテンションあがりました！
ヒーローが色気たっぷりエロ甘男子です。ヒーローがヒロインに媚薬を飲ませて意地悪するシーンが特に甘エロくていい感じでした。

ヒロインが転生知識をひたすら生かすや、チート能力があるという感じではないので、そこがわたし的には良かったです。その上、ヒロインの周りが素敵男性陣【王弟、王太子】ばかりなのですが、だけど周りから守られてるばかりの女の子じゃないのが好感もてました。一応、チートではないヒロインの能力として描かれている、青い蝶が結局なんなのか私にはあんまりわからなくて、ヒロインのもともとの余命が何だったかもそこも読み取れなかったので、どうして？という疑問は残ったままでした。こういう、両片思い好物なので何度も読み返してます！！