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『どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます』碧貴子(感想・ネタバレ)


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ねこ
この作品はどんなお話?
意地っ張り王太子×家のためにとんでもない行動とる令嬢の婚約破棄物語
とら
ねこ
とらくん的見どころは?
すれ違いにすれ違いを重ねる切なさがいいんだよ!!
とら
ねこ
気になる中身は…

『どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます』

著作:碧貴子

挿絵:すらだ 

🖊あらすじ

「ご安心なさって? 言われなくとも、乙女を抱くように優しく抱いて差し上げましてよ?」侯爵令嬢アニエスは、長年の片恋の相手であり婚約者である王太子のリュシリュールに婚約破棄を告げられる。彼の隣りには恋敵の姿が。どうせ愛されることはないのであれば、捨てられ虐げられることしかないのであれば、だったら最後に……。家を、そして自らの自由と矜持を守るために取ったあるとんでもない行動で、しかし何故かアニエスはリュシリュールに執着されてしまう。意地っ張りで素直になれない二人の縺れに縺れた恋の行方は……

★個人評価

切なさ   ★★★☆☆

ハッピー  ★★★☆☆

セクシー  ★★★☆☆

展開    ★★★★☆

お気に入り ★★★★☆

♡感想(ネタバレ含む)

 とても好きです!!

前半の話の展開がとてもいいです。このお話を読んでこの系統の作品をもっと読みたいといういう衝撃を駆られるほど、いいです。

あらすじにあるように、、まー縺れてます。

お互いとても賢く先読み先読みのしあいで、頭がよく自分で考えすぎるが故の誤解に誤解を重ねていきます。

物語、序盤のアニエスが王太子に婚約破棄を言い渡され出た行動が王太子を襲うシーンでは、あらすじだけの印象だと王太子を好きすぎて暴走してとった行動かと思っていたら、家のため家族を守るため考え抜き対策まで考えての行動という印象が強く、そこからなんとも切なさを序盤から感じさせていました。

そして、アニエスが逃げた後、王太子に見つかって連れ去られる瞬間からの恐怖感にハラハラドキドキし、そのあとの監禁仕返しシーンは何ともエロスで、この作者の文章の形成すきだなと思いました。

何よりアニエスが監禁から(色々あって)絶望、失意からとった行動までの流れが本当に好きです。誤解から誤解が生まれた数々の切なさ、胸が締め付けられる感じが大好きです。

ただ全体を通して王太子の言葉の足らなさ、考えているようで流されているだけのようななんか中途半端なところが、ちょっとだけもやっとしました。

前半はアニエスsideの視点なのが、後半は王太子sideになるのですがこれがないとマジで王太子嫌いだわーになりそうでした。王太子の心がどこにあるのが前半だけだと見えなくて、アニエスに執着する理由が薄すぎて、なんでこんな行動とっているんだろうこの人って感じでした。

私的お気に入りポイントが、王太子の兄。

そんなすごい活躍するわけでもないのですが、やり取りの感じがいい人すぎてこの人のお話読んでみたいと思ってしまいました。

切なさと、ハッピー、セクシーのバランスがちょうどいい作品でした!!


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